子供の頃 私は空想好きの夢見る少女だった
メアリー・ポピンズの本が好きで
赤毛のアンのような家に住みたくて
ハイジの干し草のベッドに寝てみたかった
そんな自分をすっかり忘れ ただの大人になった
保護活動を続けるうち
猫だけじゃなく 人間以外の生き物と向き合ううち
時々 子供の頃にワープするような気持ちを経験するようになった
【後の十三夜】を見た時もそう
「ただの月」 と言ってしまえばそれまでのことなのに 泣いている私
育がいなければ あの一生一度の月には会えなかった
至福の時だった
育のおかげで 夢見る少女に戻ってこの記事を書いている
「ありのままを伝えて 育を丸ごと愛してくれる家族を探そう」と書いた私に
「ウンチもろとも愛したい」と言ってくれる家族が現れた
干し草のベッドに飛び込んで お日様の匂いに包まれたような気持ち
育がいなければ こんな至福の時もなかった
【育】という名の神様 ありがとうございます